白板症の症状について

白板症の症状としては、口腔粘膜が斑点で白色に変化したり、表面がしわ状になったり、またはいぼいぼ状になって現れるものがあります。また、赤色になって現れるものもあります。口腔粘膜が白色に変化している場合では痛みはありませんが、粘膜が赤色を伴った白板症であると痛みを伴います。
 
白板症のほとんどはガン化する可能性は低いですが、長期的にこの白板症が継続した場合など、一部にガン化する可能性の高いものもあります。ガン化する場合は細胞の並びに異常がある異形成があるとされ、異形成がない場合にはガン化することはありません。

白板症の原因が特定されていないために、白板症には予防法がありません。ただし、口腔内に刺激を与えるようなものがないかどうか日ごろから確認し、何か害を及ぼしそうなものがあればそれを控えることが重要です。
  
また、白板症ではガン化する可能性の高い異形成が起きている場合には治療する必要があるかどうかが非常に大切なので、早めに医師に診療してもおくことが大切になります。そうすることで白板症が悪化進行してしまうことを防ぐことができます。

白板症の組織学的な特徴については、角化の亢進(過正角化症、過錯角化症)や細胞層の肥厚が見られ、上皮は全体に厚くなることが多いです。
時々上皮脚は肥厚、延長し、なかには逆に上皮突起が萎縮し、基底層が平坦になることもあります。
また一部の症例では悪性潜在能と大きく関連する上皮性異形成が見られるものもあります。
上皮性異形成の有無ならびに程度についての診断基準については、WHOの前癌病変に関する調査委員会からの報告がありますが、病理学者の間でもこの判定は困難な場合も多いです。